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告発サイトについて



告発サイトというカテゴリについて
 いつの間にやら慶應レポート訴訟HPが、東芝暴言事件や、松屋カエル牛丼事件などと並べて、告発サイトリンク集などに掲載されるようになりました。
 本HPは、東芝事件が問題になる以前から作っていたし、私は別途にきちんと裁判所の手続を踏んでいたので、告発サイトというカテゴリに入れるべきではないような気がします。
 告発サイトは、刑事告発・民事訴訟にはなかなかできないような、またはマスコミが取り上げにくい世の中の理不尽を是正するために、最後の手段として行われるものだと思うからです。
 でも、告発サイトというカテゴリでがあるおかげで参照数も増えたし、多くの方に大学通信教育の問題点などをお知らせすることができたのは事実ですから、結果オーライということにしておきます。


告発サイトに伴うリスク
 ところで、告発サイトというものは、多くのリスクを伴います。
 まず、告発者自身のプライバシー。
 東芝事件の告発者は、あちこちのホームページで実名を公開されたり、あること無いことを雑誌に公表されたり、脅迫メールを受けたりするなど、心労が絶えなかったそうです。この私も、「お前のせいで迷惑してる」なんてメールを受け取り、かなり動揺しましたから。しかも、告発者は基本的にタダでやってますから、このバカバカしさといったら、言いようがありません。
 ちなみに私が実名で行っている理由は、実名を最初から公表することで内容に信頼感や説得力が出る、匿名で行ってもどこかのバカが実名を公表し、鬼の首を取ったように言いふらすでしょうから。ちなみに、私はこういうバカを「鬼首バカ」と呼んでいます。

 次に、手間や時間。
 相手が企業であれば総会屋・マル暴担当社員、弁護士などが応戦してきます。個人であっても、相手が応戦すれば、非常に長い時間を、サイト運営などに費やさなければならなくなります。
 これは告発サイトをどこまで続けるかという問題でもあります。「徹底的にやるぞ」、「会社が倒産するまでやるぞ」、「いじめっ子一家が引っ越すまでやるぞ」、「悪徳警官が懲戒免職になるまでやるぞ」、「1億円もらえるまでやるぞ」などと考えると、相手は徹底的に応戦してきます。
 私も、慶應義塾の対応が失礼なのに腹を立て、「1千万円くらい貰わなければやめられない」などと思っていました。しかし、相手が作成した和解調書1通で納得しておしまいにしたのも、手間や時間を無駄に使っても意味が無いと思ったからです。
 「相手がここまで譲歩してきたら許す」といった、低めの目標を自分の心の中で設定しておき、相手がそれをクリアした時点で握手するのが、互いに気分良く、終わりにすることができます。

 最後に、相手の人権や会社の立場。
 告発サイトによって行われた、その告発によって、人命や多くの人の利益が守られるならともかく、そうでない場合。特に単純な人の失敗を、いつまでもネチネチと指摘するような告発は、ただの嫌がらせでしかありません。あなたの告発によって人の命や、多くの人の平穏無事に暮らす権利が守られるなら、信念を持ってやるべきです。しかし、相手があなたに行った権利侵害より、あなたが相手方に与えるダメージが、必要以上に大きいと、その時点であなたは犯罪者となってしまう可能性があります。
 そこで私は、自分の名前を公表しても、他人の名前を公表することはしませんでした。(ただし、塾長と通信教育部長は、あまりにも有名な人なので別よ。)
 私も過去に小中学校時代にいじめを受け、自殺をしようとも思ったことがあるので、いじめられた子の親が告発サイトを作って、状況を改善しようとすることには大賛成です。ただ、告発サイトは万能ではないですし、どこかで人権を侵害する可能性のあるものです。いじめを行う子どもの大多数は、その家庭環境に問題があるとされ、実はいじめを行う子ども自身も、どこかで被害者になっている可能性があります。

 もし、これから設置を考えている方は、ぜひともこの点を理解して、慎重に行うようにしてください。できれば、ホームページ以外に、きちんと民事訴訟なり、刑事告発なりを行うのが、最良の手段なのではないかと思います。

 …という訳で、このサイトは、適当な頃合いを見計らって、大幅に改変したいと思います。今後は大学通信教育に関する情報ページなどにしていこうと思っています。
2000年1月12日 松本肇

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