宇宙

アホを擁護する


 私のホームページにしばしば出てくる「アホ」という言葉と「バカ」という言葉があります。
 友人がこのホームページを見て、「お前のホームページはこんな言葉ばっかりやな」という感想を述べるほど、多いようです。
 この訴訟じたい、一人のアホが、大天才集団と戦うみたいな構図でして、文章の内容が低俗になってしまうのは仕方がない。まぁ、言葉づかいや文章の稚拙さはご勘弁下さい。

 まず、私が勝手に定義する、バカとアホの違いを読んでみてください。
 繰り返し言いますが、この定義は、私が勝手に定義するものです。日本語として、本当の定義を知りたい人は、金田一先生にでも聞いて下さい。

■「バカ」の定義
 バカとは「ある能力において劣っており、改善の見込みが無い者」または「改善する努力の見られない者」とします。

■「アホ」の定義
 アホとは「ある能力において劣ってはいるが、改善の見込みがある者」または「改善する努力が見られる者」とします。

 要するに、人よりある能力は低いという事実は同じ。だけど、その能力を自覚して、改善に努力する者なのか、その能力に甘んじて努力しない者かという点で区別します。


■ウルトラバカに属する者たち
 バカの中でも、自分より能力の劣った者を卑下したり、意味の無い背伸びをしたり、かっこつけることだけに終始する者を、ウルトラバカといいます。
 ウルトラクイズに出たバカという意味ではありません(^_^;)。

 とはいっても、人間には自尊心というものがありますから、多少のウルトラバカは仕方ないと思います。ま、要するに程度の問題です。


■誰もがウルトラバカだった
 この私も中学生の頃、クラスで何番目の成績か、学年で何番目の成績かを自慢したり、自分よりも順位が低い者をバカにしたりしたことがある。
 大学入試のときには、やはり偏差値の高低を気にしたし、大学名を自慢にするために、一流大学を目指したこともあった。
 しかし、大学を出て、仕事をするようになって、学歴や成績の高低が仕事の能力を必ずしも表すわけではないことを知り、私を含め、多くの人たちはエリート意識が薄れてきます。


■いまだにエリート意識を振りかざす奴
 お前が俺にかなうと思ってるのか?
 バカは、いつまでたってもバカ。
 俺は自分が天才だと思っている。

 などと、本気で私に言ったバカがいる。彼は確かに私よりも高い偏差値の大学を出たし、頭もきれる。仕事や趣味の分野でも偉い奴である。でも、たったそれだけでウルトラバカになる人がいるとは知らなかった。

 ある日マイケル・ジョンソンが「お前が俺に100m走でかなうと思ってるのか?」と言うならまだわかる。しかし、彼が人間性や他の能力を含めて「お前が俺にかなうと思ってるのか?」などと言ったとしたら、私は彼を軽蔑するわ。
 あんたは神か?それともノストラダムスか?
 あんたに私の何がわかる?私という存在を何年も詳細に調べて学問的に分析して「バカ」
とみなすならまだわかる。私より偏差値が高かったくらいで、なにを偉そうに。

 世の中、国家1種に受かっただけで偉そうにする奴(踊る大捜査線参照)、警官になっただけで偉そうな口をきく奴(特に神奈川県警)、マスコミに就職しただけで偉そうなそぶりをする奴、いろいろいるけど、単にあんたらはウルトラバカなだけなのよ。


■偉いかどうかは主観の問題
 私の周りには、心から尊敬する人々がいる。彼らもやっぱり人間だから、アホな面がたくさんある。でも、彼らはバカじゃない。
 私はいつからか、偉いとか、尊敬するかどうかの判断基準を、「自分に精神的な感動を与えてくれた人」と定義付けるようになった。
 要するに、外見や学歴や実績云々の問題ではなく、「彼らがどれだけ自分の精神的な働きかけをしたか」で判断するのである。

尊敬する人
 手塚治虫
 生涯学習関係のホームページで知り合った友人
 「踊る大捜査線」のスタッフ
 ニューヨークで知り合った友人
 某私立大学の某教授(特定できなくてごめんなさい)
 某弁護士(同上)
 某クイズ番組で知り合った友人
 某国立大学の助手
 両親

別に尊敬しない人(私から見て有益ではないが、有害でもない)
 クリントン大統領
 見栄春
 ネルソン・マンデラ
 ミスター梅介

ウルトラバカだと思う人
 恐ろしくて書けません


■バカからの脱出=アホになる
 もし、これを読んで、「ああ、私はバカだった」と思う方、今から大天才にはなれないかもしれませんが、アホに昇格するため、努力しましょう。
 まずは、「人より優れている」なんて意識を捨て、人の良いところや優れたところを見て、自分の非力を戒め、努力することから始まります。


 何も後ろ楯の無い私が偉そうに言ってますが、心からそう思うんですよ。ハイ。

1999年11月29日(いい肉の日?) 松本肇


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